免許取得の小技

小技1

必要なものは現地で調達

合宿免許は一般的な教習とは異なり、その名のとおり一定期間合宿を行うことで免許の取得を行います。
その期間はおよそ2週間程度であり、期間中は基本的に帰宅することはできません。そのため、合宿に持って行く荷物を厳選しなければならず、服も数着を洗濯して着回すことになります。
宿泊所の設備は各教習所によって異なるため、自室に洗濯機がある場合もあれば、集団で利用するコインランドリーが設置されている場合もあります。コインランドリーの場合であれば問題はありませんが、洗濯機が置かれている場合は洗剤や柔軟剤なども用意しなければならないこともあります。この辺りも宿泊所によって異なるため、事前にチェックしておきましょう。
仮に洗剤や柔軟剤を各自で用意しなければいけない場合、自宅からこれらを持ってくるのは非常に面倒です。
そのため、こういった消耗品に関しては現地で調達するのが良いでしょう。教習所や宿泊先の周辺には、スーパーやコンビニ、ドラッグストアといったものがあることが多いものです。事前に何があるのか確認しておく必要はありますが、こういった施設を利用すれば現地で簡単に調達することができます。可能であれば、複数人でシェアリングするのが最も効率が良いでしょう。ひとりで使うと合宿期間中に使い切らない可能性もあり、余ってしまうともったいないものです。複数人でシェアリングできればこういった無駄もなくなるため、節約することができます。
これがきっかけでコミュニケーションをとることもできるので、シェアリングすることを考えてみましょう。

小技2

シーズンによって費用は異なる

合宿免許は、一般の教習に比べると費用が安く設定されています。合宿によって短時間で免許が取得でき、費用も安いという合宿免許は人気の教習です。そんな風に費用が安いことが知られている合宿免許ですが、実はある要因によって同じ教習所でも費用が異なる場合があります。
その要因とは、シーズンです。 シーズンと聞くと観光や旅行を思い浮かべる人も多いと思いますが、まさしくそれと同じように合宿免許にもシーズンがあります。たとえば観光や旅行の場合、その行先が最も楽しめる時期がシーズンになります。紅葉がウリの場所では秋がシーズンになりますし、海がウリなら夏がシーズンです。こういったシーズンでは集客がしやすく、予約も多く入るので料金は少し高めに設定されています。逆に、シーズンとずれた時期だと集客が難しく、それゆえに料金は安く設定されます。それと同じことが、合宿免許でも起こっているのです。
合宿免許で予約が集中する時期といえば、春や夏があげられます。この季節は春休みと夏休みという学生にとっての長期休暇があるため、予約が多くなりやすいのです。
その結果、このシーズンでは合宿免許の料金も少し高くなります。逆に、秋や冬はまとまった休みがとりづらいため、融通が利くのであればこういった時期を狙うことで、より安く合宿免許を利用することができるでしょう。
また、教習所によっては早期予約での割引や季節でキャンペーンを行っている場合もあるため、こういった情報にも注目しておきましょう。

小技3

自分に合った合宿免許に参加する

教習所に通って免許を取得する一般的な方法に比べ、合宿免許にはさまざまなメリットがあります。
たとえば費用面で比較してみると、合宿免許のほうが安く免許を取得できます。免許取得までの期間を比べてみても、一般の教習では1か月~2か月程度かかるのに対し、合宿免許では2週間程度です。合宿という普段とは違った雰囲気を楽しくことができるのも、メリットのひとつです。
しかし、合宿免許にももちろんデメリットが存在します。
そのなかでも、最も大きなものは2週間程度合宿所で過ごさなければいけないということでしょう。事前にきちんと調べて自分に合った場所を選んでいればいいのですが、合わない合宿所で2週間近く過ごすというのは精神的にも肉体的にも疲れるものです。そういったデメリットを回避するためにも、合宿免許を利用する場合は事前調査をしっかりと行うことが大切です。
合宿免許はどこも同じだと思っている人もいますが、実際に調べてみるとそれぞれの教習所によって長所や魅力は大きく異なります。
教習所そのものの違いとしては、コースの大きさやシミュレーターの有無、教官の数や指導方法といったものがあげられます。各教習所によってシステムも異なるので、確認を怠ってはいけません。
また、宿泊先の設備や周辺環境、友達と応募する場合はグループ向けになっているかどうかも見ておく必要があります。
各教習所によってアピールポイントは大きく異なるため、予約する前によく確認しておきましょう。

小技4

一時帰宅可能な合宿免許もある

合宿免許は、その名のとおり自宅を離れて合宿しながら免許の取得を目指すというシステムです。
合宿期間はおよそ2週間程度であり、その間は基本的に自宅に帰ることができません。そういった制約があることから費用が安く設定されていて、学生にも人気が高い教習方式です。
前述のように、合宿免許では基本的に2週間程度缶詰状態になります。
だからこそ、学生の長期休暇と重なる春と夏に多くの受講者が訪れます。
もちろん受講者はそれを承知で参加していますが、なかにはどうしても1日だけ帰宅しなければならない、用事で抜けなければならないといった事情がある人もいるでしょう。基本的にはそういったものは認められていませんが、教習所のなかには一時帰宅が可能なところもあります。もしそのような事情がある場合には、一時帰宅可能な教習所を選ぶといいでしょう。
一時帰宅可能とはいっても、基本的には予約の時点であらかじめ知らせておく必要があります。いきなり当日になって用事があるからと帰宅することはできません。
もちろん、何らかの深刻な問題が発生した場合などに関してはその限りではありませんが、そうでなければ事前にきちんと一時帰宅の日を伝えておきましょう。
この一時帰宅に関しては、どの教習所でも利用できるわけではありません。一時帰宅が可能かどうかはホームページなどに記載されていますし、なければ問い合わせて確認しましょう。また、一時帰宅を考えている場合には、自宅からあまり遠くない教習所を選ぶことも大切です。距離が遠ければ、一時帰宅するのが大変になります。

小技5

相部屋プランなら費用を節約できる

普通自動車の運転免許の取得にかかる費用は、決して安いものではありません。
そのため、一般の教習に比べて費用が安くなる合宿免許は、人気が高い方法です。
しかし、合宿免許は一般の教習に比べて安いとはいっても、学生にとって大金であることには変わりありません。もともと安い合宿免許を利用する場合でも、より安いものを選ぼうと考えるのは自然なことです。合宿免許を安く利用するにはシーズンを選ぶという方法もありますが、まとまった休みがとりにくいことからなかなか選ぶことができません。
費用を安くする簡単な方法としては、相部屋プランを利用するという方法があります。
相部屋プランとは、その名のとおり個室を利用するのではなく複数人でひとつの部屋を利用する方法です。合宿免許の宿泊プランはさまざまで、たとえば完全個室のホテルタイプなどのプランは高く設定されています。温泉や食事が付いていたりすると、なおのこと高くなります。
これに対し、2人で1部屋を使えば宿泊料は安くなりますし、これが3人や4人など人数が多くなればさらに安く利用できることもあります。少しでも安く合宿免許を利用したいという場合には、相部屋プランは欠かすことができないでしょう。
また、相部屋プランの利点として、友達ができやすいということがあげられます。
合宿免許の2週間というのは意外に長く、この期間をひとりで過ごすのはさみしいものです。相部屋プランなら複数人で協力して生活するので、友達ができやすいのです。

小技6

情報収集をしてオフ日も満喫

合宿免許は2週間程度という短時間での免許の取得を目的としているので、1日のほとんどは教習にあてられています。通常は1~2か月で行う内容を2週間程度に凝縮するのですから、このスケジュールは当然のことです。
とはいえ、合宿免許に休日がないかといえばそういうわけではありません。学生なども多い合宿免許ですから、肉体的・精神的な疲労も考慮して休校日や半日で教習が終わる日などが何日か設定されています。こういった日には同じ合宿免許を利用している仲間たちと出かけたり、ひとりでのんびりと過ごすことができます。
このように合宿免許では、教習以外に自由使える時間というものも存在しています。こういった時間に何をするのかということも、合宿免許においては大切になります。うまくリフレッシュすることで、教習への取り組みもよくなることでしょう。
自由時間を満喫するためには、教習所の周辺環境についてもしっかりと調べる必要があります。周辺情報を何も知らないままに合宿免許の予約をしてしまうと、いざ自由時間になったときに何をすればいいのか、どこに行けばいいのかわからないといった事態に陥ってしまい、きちんと自由時間を満喫することができません。そのため、予約を行う際には教習所の情報だけでなく、周囲に何があるのかも確認しておきましょう。 余裕があれば、周辺のガイドブックを用意しておくと困らずに済みます。

小技7

割引・キャンペーンは見逃すな

合宿免許は、教習所に通う一般的な教習に比べて費用が安く設定されています。そのため、お金がない学生にも人気が高く、よく利用されています。
とはいえ、一般的に考えれば安い金額ではなく、少しでも費用を安くできる方法があれば併用したいと思うのは当然です。
そういった場合、各教習所を見比べてキャンペーンを行っている教習所を探すというのもひとつの方法です。
各教習所によっても異なりますが、比較的よく見られるキャンペーンとしては早割や学割、グル割などがあります。
早割の場合、指定されている期限以内に予約をすると、料金が安くなります。入校のどれくらい前までに予約をすればいいのかは各教習所によっても異なるため、事前によく調べておきましょう。
学割は、学生であれば誰でも利用できる割引システムです。学生証を提示するだけで割引を受けることができます。
グル割は少し特殊で、2名以上の団体で申し込むことで割引になるというものです。前の2つとは違って自分ひとりでは適用することができません。
また、常時行われているこれらの割引サービスとは異なり、期間限定などで開催されているキャンペーンにも注目しましょう。予定が合わなければ利用することはできませんが、入校日の融通が利くのであれば、検討してみるのも良いでしょう。

小技8

楽しむためにも息抜きをしよう

教習所に通う一般的な教習とは異なり、合宿免許は短期間で免許が取得できる方法です。およそ2週間程度で取得できるため、まとまった休みが取れる場合には重宝されています。費用も安く設定されているので、長期休暇がある学生に特に人気です。
2週間で免許が取れると考えると短いと思う人も多いですが、実際に同じ場所で2週間寝泊りしながら教習を受けるというのは肉体的にも精神的にも楽なものではありません。朝から夕方まで教習が行われるので、疲れがたまりやすいのです。疲れた状態で試験を受けるとミスをしてしまう可能性も高くなるため、どこかでしっかりと息を抜く必要があります。
合宿免許では教習に目が行きがちですが、息抜きについてもしっかりと考えておかなければいけません。
たとえばみんなで遊べるカードゲームなど、遊べる道具を用意するというのもひとつの方法です。
また、休校日などに周辺を散策してみたり、身体を動かしたりといったことも息抜きになります。おいしいご飯食べたり温泉で身体を休めたり、息抜きをする方法はたくさんあるのでよく考えておきましょう。
また、こういった息抜きは同じ合宿免許の仲間たちと行うことで、コミュニケーションが取れるという利点もあります。ひとりで2週間の教習を切り抜けるのは精神的にしんどいこともあるため、友達を作ることも大切です。友達作りに、こういった息抜きを利用してみましょう。

小技9

費用の内訳に注目して

合宿免許は一般的な教習に比べて安い費用で利用できますが、それでもおいそれと用意できる金額ではありません。合宿免許には20~25万円程度かかるとされているので、決して安いものではないのです。
そのため、合宿免許のパック料金には注意しておかなければいけません。これをよく確認しておかないと、思った以上に出費がかさんでしまうことがあるのです。
なぜそういったことが起きてしまうのか。
それは、合宿免許のパック料金にどこまで含まれているのかが場合によって異なるからです。合宿免許に必要な費用といえば、教習料金や宿泊費、食費、教習所までの交通費、保障サービスといったものがあります。これらがすべて含まれていればいいのですが、プランによってはどれかが外されていたりもするため、確認を怠ると思わぬ出費を強いられることもあります。
たとえば食費は自炊プランなどもあることから含まれていない場合がありますし、交通費が含まれていない場合もよく見られます。こういったことから、合宿免許を利用する場合は料金の内訳にも注目しておきましょう。
また、思わぬ出費があるということをお伝えしましたが、逆に不要なサービスをカットすることで余計な出費を減らすこともできます。
自炊プランはその最たるもので、これによって食費を抑えることもできます。安く利用したい場合にも、内訳には要注意です。

小技10

食事付きプランがおすすめ

一般的な教習の場合、それほど長時間拘束されることはありません。
しかし、合宿免許の場合は朝から夕方までの長時間拘束されることになるため、しっかりと食事をとって体力をもたせなければいけません。教習では体力を使うのはもちろんのこと、頭を使うことから精神力もかなり使うことになるため、カロリーの消費はより大きくなります。
だからこそ、合宿免許での食事はとても大切なのです。
合宿免許にはさまざまなプランがありますが、その違いには食事の有無も含まれます。食事つきのプランか食事なしのプランかは選ぶことができますが、しっかりと栄養バランスの取れた食事をとりたいという場合には食事つきのプランがおすすめです。
食事つきプランであればその地域特有の料理を堪能することができたり、教習所の食堂では栄養バランスの整ったバラエティ豊かな食事を楽しむことができます。
食事なしの自炊プランなどの場合、自分で食事を用意することになりますが、疲れてくると自炊する元気がでないこともあり、外食で済ませてしまうこともあります。そうなると費用がかかることに加え、栄養バランスを考えることも難しくなります。
もちろん自炊プランにもいいところはありますが、きちんとバランスのとれた食事を3食きっちり食べたいという場合には、食事つきのプランがおすすめです。
食事つきのプランは、合宿免許に参加している仲間と一緒に食べられるのも魅力のひとつです。