【運転用語集】合宿免許・運転免許に役立つ知識をチェック

ICカード運転免許証(あいしーうんてんめんきょしょう)
ICカード運転免許証は、運転免許所の不正使用を防止するためにつくられたICチップ埋め込み型の運転免許証のことです。ICチップには、氏名や本籍、免許種別などの個人情報が掲載されているため、何らかの理由で運転免許証が第三者の手に渡ってしまった場合にも、悪用されるのを防ぐことができます。 現在は、どの自動車教習所・合宿免許所でもICチップ搭載の運転免許所を交付しています。
合図(あいず)
合図とは、自動車の運転において右左折、転回、徐行、停止、後退、進路変更などを行う際に、方向指示器を使って周囲の車に進路を知らせることです。方向指示器以外にも、手や灯火を使って合図を送るケースもあります。 なお、右左折の場合は曲がる30メートル手前、進路変更ではそれを始める3秒前に合図を出さなければなりません。
アイドリングストップ(あいどりんぐすとっぷ)
自動車の停止中の消費燃料を抑えるために、エンジンを止めるシステムのことです。信号待ちで5秒以上停止した場合や、駐停車時などで長時間車を停止する場合、アイドリングストップを推奨しています。また、アイドリングストップにすることで二酸化炭素の排出量を抑え、地球環境保護にも期待することができます。
暗順応(あんじゅんのう)
運転中、明るい場所からトンネルなどの暗い場所へ入ると、始めは目が慣れないので見えづらくなります。しかし、しばらくすると周りの暗さに目が慣れてくるので、周りが見えるように目が適応していきます。
安心コース(あんしんこーす)
合宿免許で学科や技能の講習を進めていく上で、卒業するまでに追加料金がかからない保証のあるコースです。そのため、費用をできるだけ抑えたい方はこのコースを選択することで、格安な価格で免許を取得することができます。
安全運転管理者(あんぜんうんてんかんりしゃ)
運転者に安全な運転をしてもらうために、運行計画や交通安全指導を行う管理者のことです。安全のために自動車を5台以上使用している事業所などには必要で、年に1回の講習に参加することが義務づけられています。運転者の技能や適性などを把握し、安全運転を促していきます。
一般運転者講習(いっぱんうんてんしゃこうしゅう)
運転免許を更新する際に、免許継続年数が5年以上の方で、過去5年以内に1回軽微な違反をした人を対象にした講習となっています。また、違反点数は3点以下となっており、講習時間は60分、免許証の色は青色となっています。
一般乗用旅客自動車(いっぱんじょうようりょかくじどうしゃ)
他人の需要に応じ、有償で、自動車を使用して旅客を運送する旅客自動車運送事業のうち、運送形態は一般貸切旅客自動車運送事業と同様ですが使用する車両の乗車定員が10人以下の自動車を使用する、ハイヤー・タクシー事業などのこと。
一般貸切旅客自動車(いっぱんかしきりりょかくじどうしゃ)
一般乗用旅客自動車とは、いわゆるタクシーやハイヤーのことです。他人の需要に応じて有償で自動車を使用して旅客を運送する事業のうち、乗車定員が10人以下のものがこれに該当します。
相部屋(あいべや)
相部屋とは、合宿免許の宿泊先の部屋タイプのひとつです。同じ合宿免許を利用する人と同じ部屋に共同で宿泊することを指します。 相部屋は他人と共同で部屋を使用することからプライベートな時間を満喫することは難しいですが、部屋代の平均が2万円~3万円と1人部屋タイプよりも安価であったり、他者との関わり合いを持つことができるなど、メリットもあります。
ETC(いーてぃーしー)
ETCとは、有料高速道路の料金所にあるシステムのことです。車版のクレジットカードのようなもので、車内に装置を取り付ければ、利用した高速道路の料金を後々一括で支払うことができます。 従来、高速道路を走行する際には、各料金所において一時停車し、高速料金を支払う必要がありました。 しかし、ETCがあれば一時停車することなく、専用のゲートを通過するだけで高速料金を支払うことが可能です。近年では、ETCの普及によって高速道路の渋滞問題も低減。高速料金の割引制度などもあり、便利且つお得に高速道路を利用することができます。
AT車(えーてぃーしゃ)
AT車とは、「オートマチックトランスミッション」の略称です。MT車と並べられる自動車タイプのひとつです。特徴は、MT車よりも簡易な操作であること。使用するペダルはアクセルとブレーキの二種類のみ。クラッチが装備されていないため、複雑な操作がほとんどありません。頻繁にドライブへ行ったり、仕事で長距離運転をするということがなければ、AT車でも十分であるといえます。 そういった理由から、AT車の免許は女性に大人気。自動車教習所や合宿免許ではほとんどの女性がAT車の免許を取得しています。また、AT車の免許はMT車の免許よりも教習時間が少なく、そのため料金も安価。教習時間や教習料金を重視される方にもおすすめです。
運転免許証(うんてんめんきょしょう)
運転免許証とは、道路交通法に基づき各都道府県の公安委員会から交付される証明書です。運転免許証の所持者のみ、道路における自動車または原付自動車の運転が認められています。
運転記録証明書(うんてんきろくしょうめいしょ)
運転記録証明書とは、過去3年間・過去5年間の交通違反や交通事故、運転免許証の行政処分について記録されている書類のことです。安全運転の求められる運転関係の職業に就く際、提出を求められることがほとんどです。
右直事故(うちょくじこ)
右直事故とは、右折車両と直進車両による事故のことです。直進車両が右折車両を見落とした状態で直進して衝突したり、右折車両が直進車両の優先権を無視した状態で右折して衝突したり、一概に右直事故といってもケースは様々です。特に、直進車両が二輪車の場合、右折車側が距離感を誤るパターンが多といいます。右直事故を防ぐためには、前方左右の確認はもちろん、十分な車間距離をとったり、「譲り合いの精神」で協調性を持った運転をすることをこころがけましょう。
エコカー(えこかー)
エコカーとは、エコロジーカーの略称です。エコカーは通常の車に比べて、二酸化炭素の排出量を大幅に削減することができたりと、地球環境に配慮された車となっています。 一般的には、「無公害車」と「低公害車」の二種類に分けられていますが、どちらも二酸化炭素の排出量が低く、温室効果ガスの発生が抑制されることから、地球温暖化対策に効果的です。 また、エコカーの多くは動力に電気エネルギーを利用しており、その分燃費も良くなるため、経済的な効果もあります。規定の排出ガスと燃費の基準値を満たすエコカーであれば、国土交通省による税金の優遇制度「エコカー減税」を受けることもできます。
MT車(えむてぃーしゃ)
MT車とは、「マニュアルトランスミッション」の略称です。AT車とは異なり、運転にはクラッチ操作が必要となります。そのため、AT車よりも運転の難易度が高く、その分自動車教習所や合宿免許の費用も高くなっています。しかし、MT車の免許を取得すれば、AT車の免許も同時に取得したものとみなされるため、MT車・AT車、どちらの運転も可能となります。また、MT車はシフトチェンジでエンジンブレーキを掛けることができるため、不必要にブレーキを踏む手間が掛からず、燃費の向上にも効果的です。MT車があればスポーツカーなどを乗りこなすこともできるため、男性に人気の免許となっています。
AED(えーいーでぃー)
AEDとは「自動体外式除作動器」の略称です。事故などで心配停止に陥ってしまった人に利用する医療機器で、心臓に電気ショックを加えて心臓の動きを正常に整えます。近年では、コンビニやデパートでも取り扱われています。 心臓が心肺停止状態になると全身への血液供給がストップしてしまい、放置していると命を落としたり、脳や内臓器に障害が残ってしまう事態になります。これを防ぐためには、いち早くAEDで心臓に刺激を与え、動きを正常に戻してあげる必要があるのです。 現在では、いざというときに誰でも対応できるよう、多くの場所で「AEDの取り扱い」について学べる講習などが開かれています。自動車教習所や合宿免許でも使用方法を学ぶことができるので、いざという時のために備えて、しっかり知識を身につけましょう。
応急用タイヤ(おうきゅうようたいや)
タイヤがパンクした際に、緊急用として自動車に備わっているスペアタイヤのことです。一般的には、車体の下やトランク内に保管されており、空気圧やタイヤの直径などが標準で使っているタイヤとは異なります。万が一、急にタイヤがパンクしてもこの応急用タイヤを持っていれば、安心して走行することができるでしょう。
大型貨物車(おおがたかもつしゃ)
積載量6.5t以上、若しくは車両総重量11t以上の貨物車。 大型乗用自動車(バスなど)や大型特殊自動車(公道を走れるフォークリフトや戦車など)は含まれません。
エンジンブレーキ(えんじんぶれーき)
エンジンへの燃料供給を絞るとエンジン自身が回転数を落とそうとすることを利用したブレーキの掛け方のこと。 主に減速・抑速用に使われます。
大型免許(おおがためんきょ)
大型免許とは、トラックやタンクローリーといった乗車定員・積載量の多い大型車を運転するために必要な免許のことです。大型車の中には、30人以上が乗車できるもの、6.5トン以上の積載が可能なものなどがあり、主に物流業界などで利用されています。 なお、万が一、大型車で事故を起こしてしまった場合、普通乗用車で事故を起こしたときよりも被害が大きくなる傾向があります。そのため、大型免許の検査や教習は通常の免許取得よりも難易度が高くなっています。 また、大型免許は、免許の取得にあたっても幾つかの条件が定められています。普通自動車の免許取得から3年以上の経験が必要であったり、視力や聴力、色彩識別能力や身体的異常など、細かく審査されます。これらの条件を満たした者だけが、大型免許の教習を受けることが可能です。
大型二輪免許(おおがたにりんめんきょ)
大型二輪免許とは、大型バイクを運転するために必要な免許のことです。大型二輪免許を取得すれば、大型バイクはもちろんのこと、原付や小型バイク、普通バイクも運転できるようになります。 大型二輪免許を取得するには2つの方法があり、ひとつは指定自動車教習所に通って技能卒業検定に合格する方法、2つめが運転免許試験場で技能試験を直接受験して合格する方法です。 なお、取得の際には、満18歳以上という年齢制限、両眼で0.7以上・片眼で0.3以上の視力(メガネやコンテ区トレンズで矯正可能)、このほかにも色彩識別や聴力、運動能力などの条件があり、これらを満たす必要があります。
大型二種免許(おおがたにしゅめんきょ)
大型二種免許とはバスなどの乗客(お客様)がいる車を運転するための免許です。よって、バスの運転手になるためには、大型二種免許が必要になります。 大型二種免許の取得にあたっては、指定自動車教習所や合宿免許で教習を受けることができます。合宿免許であれば比較的短期間での取得が可能なため、仕事の関係上、急ぎで取得する必要のある方にはおすすめです。 なお、大型二種免許には、四輪免許の取得、3年以上の運転経験、21歳以上などの条件があり、これらを満たす者だけが教習を受けることが可能となっています。
応急救護(おうきゅうきゅうご)
応急救護とは、道路や施設内において負傷者を発見した際、救急車が現場に到着するまでの間、負傷者に対して施す処置のことです。 応急救護は、自動車教習所や合宿免許の教習内容に含まれており、免許取得の際にも必要となる知識です。正しい知識を身につけておけば、いざという時に人の命を救うことができます。 応急救護では、救急車や応援の手配、負傷者の観察と移動、負傷者の体位管理と意識確認、心肺蘇生法、傷口の止血などをその時々の状況に応じて行います。
大型貨物車(おおがたかもつしゃ)
大型貨物車とは、積載量6.5トン以上、もしくは車両総重量11トン以上の貨物車のことです。 なお、バスなどの大型乗用自動車、フォークリフトや戦車といった大型特殊自動車はこれに含まれません。
大型自動二輪(おおがたじどうにりん)
大型自動二輪とは、排気量400cc以上の二輪車のことです。これに乗るために必要となる運転免許の種類を指す場合もあります。
大型乗用車(おおがたじょうようしゃ)
大型乗用車とは、乗車定員が30人以上の自動車のことです。一般的には、バスがこれに該当します。 なお、2007年6月に改正された道路交通法により、乗車定員11人以上のマイクロバスは、大型乗用車ではなく中型乗用車として位置付けられています。
大型特殊車(おおがたとくしゅしゃ)
大型特殊者とは、特殊な作業に使うための自動車のことです。工事で使うフォークリフトやクレーン車、農耕用のトラクター、特殊機甲車、戦車などがこれにあたります。 なお、大型特殊車はエンジンの排気量が1500cc以上・最高速度が15km/h以上のものと定められており、この条件よりも小さなものは小型特殊車として位置づけられています。