大型トラックの運転手になりたい人必見!運転手に必要な大型免許とは

自動車運転免許の中でも、運転できる車種が最も多いのが大型免許です。正式には「大型自動車第一種運転免許」と言い、トラック運転手として就職する際にはとても有利になる運転免許です。そこで、大型ドライバーの仕事の魅力から大型免許の基礎知識、そして普通免許所持者が大型免許を取るための詳細をご紹介していきます。就職の間口が広い運送業界で活躍したいと考えている方は、ぜひ、内容をチェックしてみてください。

大型のトラック運転手の魅力

大型トラックの運転手は、普通のドライバーと違っていろいろな魅力があります。

メリット

給料が高い
トラック運転手の魅力のひとつとして、給料の高さがあります。2017年は全国のトラック運転手の平均月収が35万円前後で、ベテランになれば月収50万円も夢ではありません。また、給料は経験年数や配送距離の長さに応じて変わるため、経験豊富で長距離を走れる運転手であれば、その分だけ給料が高くなるチャンスがあります。
需要が高い
近年は、若者の車離れにより運送業は人手不足が続いているため、勤め先の選択肢が多いのが魅力です。また、科学技術の発達により、今後数十年でロボットに仕事を取って代わられる職種もありますが、運送業は当分その心配はないと言えるでしょう。人が物を作り続ける限り、運送業の仕事はなくなることがありません。
人間関係が煩わしくない
荷受時や荷下ろし時に最低限の挨拶や会話は行いますが、勤務時間の大半は一人で過ごします。そのため、余計な人間関係に気を使うことなく仕事ができるのが魅力でしょう。特に人間関係でストレスを感じやすい方にはおすすめの仕事と言えます。
学歴・経験不問
トラック運転手の求人に見る採用条件は、学歴・経験を不問としている企業が多いです。大学を出ていなない人、今まで異業種で勤務している人であっても求人に応募できますし採用される可能性があります。また、一般的に定年とされている60歳を過ぎても、体力が続く限りトラック運転手を続ける、という人もいるので長く働ける仕事です。

デメリット

睡眠時間の確保が難しい
長距離のトラック運転手の場合、早朝・深夜の移動や長時間の運転でなかなか睡眠時間が取れないこともあります。そのため、睡眠時間確保のために自腹で高速のパーキングエリアで寝泊まりすることもあるようです。長距離バスのようにツーマン体制ではないため、どこでどの程度睡眠を取るか、自分の体と相談しながら調整する必要があります。
長時間座っているので疲れる
トラックの座席で長時間同じ姿勢でいると、エコノミー症候群になるだけでなく、トラックの揺れによる疲れも溜まります。また、座席が固いことにより、お尻が痛くなることもあるでしょう。しかし、最近のトラックはエアサスペンション搭載車が増えて振動が軽減されるため、昔よりも疲労を蓄積することなく仕事ができる環境になっています。
エアコンを利用する際のアイドリング
暑い時にはエアコンを稼働させるため、停車中でもアイドリングをしているトラックを見かけることがありますよね。これは燃費を消費するだけでなく、時には近隣住人からのクレームを招いてしまうこともあるようです。しかし、最近はエンジンを切ってもエアコンを稼働できるトラックが主流となっているので、アイドリングを防げます。

大型車の運転手に求められること

一般的な普通自動車と比較すると、大型車の車体の長さは約3倍になります。そのため、カーブを曲がる時にも、タイヤの前輪と後輪での内輪差が大きくなります。大型車を運転するには、内輪差の感覚やハンドルを切るタイミングなど、普通自動車とは違った感覚を身につけることが大切です。 また、幅や高さも出てくるので死角が多く、普通自動車よりも注意する点が多くなります。車体が大きくなる分、万が一不注意などで事故が起きた場合には、他の車や人を巻き込んでしまう危険性が高くなります。そのため、安全確認を徹底し、緊張感を持ちながら運転することが求められます。

大型免許の基礎知識

ここでは、大型トラックを運転するために必要な大型免許の基本情報をご紹介します。

大型車の定義とは

  • 車両総重量11トン以上
  • 最大積載量6.5トン以上
  • 乗車定員30人以上
上記のいずれかに当てはまる場合は「大型車」となり、運転するには大型免許の取得が必要です。路線バスや観光バス、宅配業者や引越し作業などで荷物を運搬するトラックなど、私たちの生活の中で活躍している車両です。

一種免許と二種免許

大型免許は、一種免許と二種免許という種類があります。ダンプカーやトラックのように物を運ぶ車両を運転するのであれば、大型一種免許の取得で問題ありません。ちなみに、大型二種免許というのは、バスなど、大型の営業車両を運転するために必要な免許です。車種や大きさなどで区別をしているのではなく、「お金をもらって乗客を乗せているか」という点から、一種免許と二種免許は分けられています。

大型免許を取得できる条件

  • 満21歳以上であること
  • 普通免許か大型特殊免許を取得していて、免許停止期間を除く免許経歴が通算3年以上であること
  • 視力が両目0.8以上、片目0.5以上であること(眼鏡可)
  • 深視力検査で誤差が平均2センチ以下であること
  • 信号の色が認識できること
  • 10メートルの距離で90デシベルの警音器の音が聞こえること
  • 自動車の運転に障害を及ぼす身体障害がないこと

運送業界からは引く手あまた

トラック運転手の中では最高峰と言われている大型免許は、運転できる車両の種類が多くなるので、幅広く仕事をすることができます。大型トラックのドライバーを求める運送業者は増加しているので、免許取得のためのサポートをしてくれる会社もあります。大型免許は最もつぶしがきくため、ドライバーとして就職を検討しているならぜひ取得しておきたい運転免許です。

普通免許から大型免許を取るには

普通免許から大型免許に切り替えて免許取得する場合は、通常の取得要件とは異なります。

教習にかかる時間

普通免許を所持している場合
  • 第1段階…12時限
  • 第2段階…18時限(このうち、1時限は学科教習)
合計30時限の技能教習を受講する
AT車限定の普通免許を所持している場合
  • 第1段階…16時限(MT車運転の練習4時間含む)
  • 第2段階…18時限(このうち、1時限は学科教習)
合計34時限の技能教習を受講する

教習の流れ

  • 第1段階(車両の日常点検や運転技能など15項目)→修了検定→仮免交付
  • 第2段階(大型車、貨物車の特性などを理解しながらの運転技能など12項目)→卒業検定
既に普通免許を持っているので学科試験は免除となり、適性検査のみで免許証が交付されます。

教習所費用

所持免許 教習所費用 教習期間(最短)
中型免許(MT車) 約20~25万円 10日
普通免許(MT車) 約30~35万円 13日
教習費用とは別に、仮免許試験に合格したら「仮免許交付手数料」として2,800円が必要となります。また、教習の規定時間を超えて、技能教習や検定補習を受けるケースもあるかと思います。その場合には9,500円程度の教習費用が追加されます。合宿免許は、基本的に宿泊費込みの料金ですが、プランによって料金が変わってくるため、申込む前に複数の合宿免許を比較しておきましょう。

高月給でやりがいのある大型トラックの運転手がおすすめ!

自動車運転免許の中でも、運転できる車種が多い大型免許は、所持していると職業選択の幅を広げることができます。また、運送業界では大型トラックの運転手が不足している現状のため、収入面などの待遇も良い傾向があるので、運転技術を活かした仕事に就きたい方にはチャンスです。 また、大型免許を取得する場合は、合宿免許を選べばより短期間で免許取得が可能ですし、キャンペーンや各種割引を行っていることも多いのでより好条件で教習を受けることができます。ネットから自分の希望に応じた最適な合宿免許が探すことができるので、気になる合宿免許は資料請求をしてみましょう。

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