通学よりも安い費用で自動車免許を取得できることが、免許合宿の最大のメリットです。しかし、なぜ安いのか、どれぐらい安いのかといったことが分からないと検討しづらいもの。
ここでは、合宿で免許を取りたい人のために、免許合宿の費用相場や、さらにお得に利用する方法を紹介します。
免許合宿の費用相場
免許合宿がどういうものかイメージが湧かない人もいるかもしれないので、まずは免許合宿の特徴を踏まえてから具体的な費用例を解説します。
免許合宿の特徴
免許合宿は、教習所が用意した施設に泊まりながら、短期間で免許を取得する方法です。施設は教習所に付属した合宿所を利用するところもあれば、ホテルや民泊など近くの宿泊施設を用意しているところもあります。
参加者数人で一緒に泊まる相部屋がスタンダードですが、個室を利用できることもあります。免許取得までにかかる期限は、最短で2週間です。そして免許合宿では宿泊費用を含めても、通学免許と比べて安いというメリットがあります。
免許合宿が安い理由
免許合宿の安さには、2つの理由があります。1つめの理由は、教習所が予めスケジュールを決めておけることです。通学免許の場合は、1回の教習に予約が集まりすぎて、その逆に人が少なかったりキャンセルが出たりして無駄が出てしまいます。
しかし、スケジュール通りに教習を進められる免許合宿なら、教官や教習車の数と生徒の数が釣り合わずに、無駄が出てしまうことがありません。さらに2つめの理由として、短期間で卒業させたら、すぐに新しい生徒を受け入れられます。回転率が上がれば利益も増えるので、費用を低くしても問題ないのです。
免許合宿の費用例
次は実際の免許取得にどれぐらいの費用が必要か、免許合宿と通学合宿を見比べながら確認していきましょう。ここでは首都圏で人気が高い、那須自動車学校で、相部屋・安心保証付きでAT免許を取得する場合を例に取り上げます。MT免許を取得する場合は、プラス16,200円です。
■通学プラン
273,826円(税込)
■免許合宿プラン
・4/1~7/18,9/8~10/31入校: 237,600円
・7/19~7/25入校:259,200円
・9/1~9/7入校:270,000円
・7/26~8/7,8/16~8/31入校: 288,360円
・8/8~8/15入校: 311,040円
※すべて税込み
免許合宿をもっと安くする方法
元から費用が安い免許合宿ですが、3つのポイントを知っていれば、もっと安い費用で参加することができます。
1.時期によって料金が違う
先ほど取り上げた費用例で気付いた人も多いかと思いますが、実は免許合宿は時期によって費用が変わります。これは、季節によって自動車教習所に集まる生徒の人数が増減するためです。夏休みがある8月ごろや、春休みや卒業前の3月ごろは高くなります。場合によっては、通学よりも費用がかかる場合もあるので注意しましょう。
そのため、これらの時期から外れた4~7月や、9月の中盤あたりから12月ごろが狙い目です。予約も取りやすく、安定した人数を集めるために料金を安く設定しているので、繁忙期よりもお得に利用できます。
2.宿泊プランを確認
教習所の宿泊プランは、生徒を獲得するために多様化しています。そのため、安くするためにサービスを最低限に抑えたプランもあれば、旅行気分を味わうためにサービスを充実させたプランもあります。なるべく安く済ませたい人は、宿泊施設のサービスにも注目しましょう。
免許合宿は個室か相部屋が選べることが多いのですが、当然個室の方が高いので、安く済ませたいなら相部屋がおすすめです。他にも、グループでの参加用にツインルームを用意していることもあります。個室よりは費用が安く抑えられるので、知り合いと一緒に参加する予定なら、こうしたプランを利用すると良いでしょう。
3.割引を確認する
免許合宿の申し込みでは、キャンペーンや割引を開催していることも多いので、積極的に利用していきましょう。よくある割引は、数人で参加するグループ割引、学生割引です。さらに参加日の2ヵ月以上前から予約する早割りを実施している教習所が多く、季節ごとにキャンペーンを開催していることもよくあります。そのため、免許合宿に参加する予定なら、なるべく早い時期から申し込みを済ませておきましょう。
その他に必要な費用はある?
ここまでは免許合宿の料金について紹介してきましたが、滞在中には細かな費用もかかるため、その他の雑費についても確認しておきましょう。
交通費
合宿所までの交通費は、「自腹で支払うパターン」と「プラン料金に含まれていて後で支給されるパターン」の2通りがあります。まず、免許合宿では教習所が郊外にあったり普段住んでいるところから離れたところまでいく必要があったりするため、交通費も計算に入れて検討しましょう。また、交通費が支給される場合は、交通経路の条件、領収書の必要有無など交通費を支給される条件を確認しておいてください。
食費
こちらも交通費と同じように料金に含まれているか、自分で用意するかで分かれています。昼食だけ用意されていて、朝食と夕食は自分で用意するパターンも多いようです。
より費用を安くおさえたいなら、自分で用意するプランがおすすめですが、自炊ができない場合や周辺に手頃な飲食店やスーパーがない場合は、逆に高くついてしまうこともあります。用意される食事も教習所によって弁当の支給だったりバイキング形式だったりと幅が広いので、費用だけではなく内容も確認して決めましょう。
洗濯費
合宿中は最短でも2週間は必要なため、洗濯も必要です。コインランドリーや乾燥機の利用費も、無料か有料か確認しておきましょう。また洗剤もコインランドリーに付属している場合と、販売機や売店で購入する場合があります。洗い終わった洗濯物を運ぶための袋や、ハンガーも用意しておくこともおすすめします。ハンガーはかさばりにくい、針金タイプか折り畳みタイプのものがベストです。
追加教習の料金
技能教習や検定に落ちると、追加費用の支払いが必要です。技能教習や検定では、おおよそ4,000~6,000円、仮免試験は共通で手数料に1,700円かかります。
しかし、免許合宿では規定回数以内ならプランの保証に含まれていることもあります。回数や適応される年齢制限などは、プランによって違うため、一度で合格できるか不安な人は保証内容も確認しておきましょう。
免許合宿なら旅行や観光もできる
免許合宿は安い費用で取得できることもメリットですが、普段生活している地域から離れたところへ行けることもメリットです。そのメリットを活かして、より楽しむ方法を紹介します。
免許合宿ならではのメリット
免許合宿では、タイトなスケジュールが組まれていると思いがちです。しかし、実は1日に行える教習の数は制限されているので、意外に自由になる時間が多いというメリットがあります。そのため、免許取得のついでに旅行や観光もできるのです。そこで免許合宿では、あえて遠い観光地を選ぶことをおすすめします。免許取得と旅行を一つに合わせられるので、時間も費用も節約することができます。
旅行や観光におすすめの自動車学校
免許合宿で旅行も楽しめる場所として、沖縄県うるま市の北丘自動車学校が人気です。うるま市は沖縄県の真ん中にあるので、南部にも北部にもアクセスしやすく、さらにスクールバスの送迎や観光案内があるので、沖縄観光を存分に満喫できます。
宿泊プランも最短で18日と長めになっているので、沖縄旅行を楽しみながら、免許を取ることができます。
また、相部屋でAT取得を目指すプランの場合、費用は税込みで閑散期なら313,800円、繁忙期なら334,800円です。往復の交通費は自己負担ですが、合宿中の送迎や保証内容が手厚いので、沖縄旅行に興味がある人なら最高の思い出を作ることができます。
免許合宿なら安い費用で免許が取れる
免許合宿は、通学免許よりも安い費用で取得できることがメリットです。さらに、遠く離れた場所で観光も楽しむことができます。季節によって、費用や楽しめるレジャーも違うことが多いので、計画は早めに立てることがポイントです。
予算と目的にあわせたプランを選んで、快適に免許を取得しましょう。