今日だけの運転!のビギナーさんに嬉しい「1日だけの自動車保険」

車に乗る場合、当然ながら事故の可能性はついて回ります。そんなもしものときに備えて自動車保険に加入するのですが、免許は持っているけど車はもっていないという人の場合はこの保険に加入していないこともあります。そんな人がたとえばレンタカーを借りたり友達の代わりに運転をしたりといったときに事故を起こしてしまうと、思わぬトラブルに発展してしまう可能性もあります。かといってそれを想定して自動車保険に加入するというのも、車に乗る頻度を考えるともったいないと思えるでしょう。 このような場合、1日だけの自動車保険を利用してみてはいかがでしょうか。ここでは、1日だけの自動車保険についてご紹介します。

必要なときに必要な分だけ

1日だけの自動車保険は、さまざまな保険会社から提供されている自動車保険です。正式な名称は「一日単位型ドライバー保険特約(包括方式)に基づき通知された自動車保険」といいます。文字通り1日単位で契約が可能な自動車保険であり、携帯電話やスマートフォンからでも簡単に加入することができます。ただし、利用する場合には事前に代理店や保険会社のホームページで運転する人を登録しておく必要があります。 1日だけの自動車保険以外で保険未加入車が車を運転する場合は、ドライバー保険に加入するかその車の記名被保険者に運転者限定を解除してもらう必要があります。こういった方法に比べて、1日だけの自動車保険は手軽に利用できて利便性が高いといえます。 1日だけの自動車保険とはいいますが、加入できるのは1日だけではなく、最大7日までであれば自由な日数で契約することができます。そのため、旅行で数日間車に乗る可能性がある場合などにも利用できます。このほか、たとえば引っ越しの際に友達から車を借りる場合や、家族が使っている車両保険に入っていない車を借りる場合などにも活用できます。 1日あたり500円、車両保険付きで1,000円と一般的な自動車保険と比べると割高ではありますが、普段から車を運転しない人にとっては一般的な自動車保険に加入するよりはお得であるといえるでしょう。もちろん、車に乗る頻度が一定以上になると損をすることもあるため、このあたりは自身の乗車頻度と相談しなければいけません。

対象となる範囲がある

この1日だけの自動車保険は、残念ながらすべての車で利用できるわけではありません。対象となるのはナンバープレートが白または黄色で、分類番号の頭が3、5、7の車に限られます。自身では判断がつかない場合は、取扱店舗に問い合わせれば確認してもらうことができます。 普段車に乗らない人にとっては便利なものなので、覚えておくといいでしょう。