高速道路で思わぬトラブル!困ったときの対応マニュアル
車に乗っていると、さまざまなトラブルに見舞われることがあります。そのなかでも特に怖いのが、高速道路でのトラブルです。一般の教習でも合宿免許でも高速道路の教習はありますし、当然高速道路での運転の仕方やトラブルの対処なども学びますが、すべてのパターンについて学べるわけではありません。また、教習所を出てからも完璧に覚えている、というケースのほうが少ないかもしれません。教習所の車は事前にきちんとチェックされていますが、自宅の車の場合は毎回点検を行うわけではないので、そういったことが原因でトラブルが発生することもあります。
では、高速道路ではどのようなトラブルに注意し、どう対処すればいいのでしょうか。今回は、高速道路でのトラブルについてご紹介します。
よくあるトラブル
高速道路で起こるトラブルとしては、パンクや燃料切れなどが考えられます。これらは一般道でも考えられるトラブルですが、高速道路ではより深刻な問題となります。
タイヤのパンクの場合、タイヤの空気圧が低くなると発生しやすくなります。また、高速道路にはさまざまなものが落ちている場合があり、とがったものを踏むことでもパンクする可能性があります。高速道路を利用する前にはタイヤの圧をチェックし、できるだけ危険なものを踏まないよう注意しましょう。
燃料切れは、初心者ドライバーによくみられるミスです。長距離のドライブの場合、燃料の補給はこまめに行わなければいけません。高速道路内で立ち往生するのは後続車に対しても迷惑になりますし、燃料の補給も難しいものです。高速道路内で燃料切れになってしまうと罰金を科せられることもあるので、高速道路に入る前には燃料をしっかり確認しておきましょう。
これら以外にも高速道路内で起こる可能性があるトラブルはいくつかありますが、すべてを把握しておくのはなかなか難しいものです。そのため、実際にトラブルが起こったときにどう対処すればいいのかをご紹介します。
適切な対処方法について
なんらかのトラブルが発生した場合、まずはむやみに路上を歩き回らないことが大切です。タイヤの交換などで路上に出ることはあると思いますが、このときに後続車に轢かれるというケースが実際にあります。安全が確保できない以上、むやみに路上に出ないようにしましょう。
次に、後続車に合図を送ります。合図を送る方法はハザードランプを点灯させる、発炎筒を使う、停止表示器材を設置するという3つの方法があります。特に停止表示器材の設置は道路交通法で義務付けられているので、忘れないようにしましょう。
ここまで行ったあとに、安全な場所に避難して道路緊急ダイヤルや110番に通報します。
このようにトラブルの対処にはきちんとした手順があるため、忘れないようにしましょう。