バイク免許の種類はライフスタイルにあわせた選び方がおすすめ

バイクの免許は7種類あり、それぞれサイズやAT・MTなどで分けられています。バイク免許を取得したいと考えた場合は、しっかりとそれぞれ免許の種類の特徴を知り選ぶようにしましょう。また、バイク免許を取得するために必要な費用の相場も知っておくと、お得な値段で免許取得ができる可能性があるのでしっかりと押さえておきましょう。

バイク免許は7種類

バイクを運転するためには、車と同様に免許を取得しなければいけません。しかし、一口にバイクといっても様々な種類のバイク免許があるため、使用用途をよく考えてからどのバイクの免許をとるか考えるようにしましょう。

バイク免許の種類分け

バイクの種類は基本的に大きさや排気量、ミッションによって分かれています。それではバイクにはどのような種類があるのかみていきましょう。 ■原付免許 手頃な価格で購入ができるバイクで大きさも控えめのため、職場などの移動手段に活用しやすいため若い人や主婦に人気です。また、普通自動車免許を取得することで運転が可能なので、普通自動車免許を持っている場合は、原付免許の取得をしなくても運転ができます。 ■小型限定普通免許/AT小型限定普通免許 原付に近いフォルムをしていますが、小回りができて二人乗りも可能なため、凡庸性が高いところが人気の種類です。AT小型限定普通免許はATのみしか運転ができないので気をつけてください。 ■普通二輪免許/AT限定普通免許 幅広いバイクの種類が運転できるため人気の免許です。高速道路の走行も可能なので遠出することもでき、ツーリングに適しています。こちらの免許もMT、ATどちらも運転が可能ですがAT限定のものはATしか運転することができません。 ■大型二輪免許/AT限定大型二輪免許 基本的にどのバイクも運転することが可能な免許です。海外の大型バイクも運転できるため、ハーレーも運転することができます。大型二輪免許を取得しておくと、この免許だけでいろいろなバイクを運転することができます。ただし、バイク初心者がいきなり大型二輪免許を取得するのは、難易度が高いと言われています。

AT・MTの違い

バイクの種類のなかに「AT限定」という単語がついているものがありますが、そもそもAT・MTとは何かを確認していきましょう。 ・AT(オートマチック) クラッチ操作機能がない種類で、自動的にギアを上げてくれるため複雑な操作が少なく研修の時間も 短く済みますが、AT限定の免許でMTのバイクを運転することはできません。 ・MT(マニュアル) スピードにあわせて自身でギアチェンジ操作をする必要があるタイプです。ATとMTどちらも運転することができるため、念のためMTを取得する人が多いです。

種類ごとの特徴を知ろう

いろいろな種類のバイク免許を確認してみましたが、それぞれのバイクの特徴や大きさなどが分からないと自身の利用目的にどのバイクがあうか分かりません。そこで、それぞれのバイクの特徴や細かい機能を紹介します。 ■原付免許の特徴 取得可能年齢 16歳から取得可能です 排気量 排気量は50cc以下 免許取得費用 約8,000円 免許取得までにかかる時間 適性検査と学科を受けた後に3時間ほどの講習を受ければ免許を取得できます 高速走行が可能かどうか 高速道路の使用はできません 車検の有無 なし 二人乗り できません ■小型限定普通免許/AT小型限定普通免許の特徴 取得可能年齢 16歳から取得が可能です 排気量 排気量は125cc以下 二人乗り 可能です 免許取得費用 一発試験の場合:23,000円 通学費用(所持免許なし):約120,000円 通学費用(所持免許有り):約63,000円 免許取得までにかかる時間 所持免許有り:約2週間 所持免許無し:約3週間 高速走行が可能かどうか 高速道路の使用はできません 車検 なし 二人乗り 可能です ■普通二輪免許/AT限定普通免許の特徴 取得可能年齢 16歳から取得が可能です 排気量 排気量は400cc以下 二人乗り 可能です 免許取得費用 一発試験:22,450円 通学費用(所持免許なし):約135,000円 通学費用(所持免許有り):約79,000円 免許取得までにかかる時間 所持免許有り:約3週間 所持免許無し:約1ヶ月 高速走行が可能かどうか 通行可能 車検 251cc以上のバイクにつきます 二人乗り 可能です ■大型二輪免許/AT限定大型二輪免許 取得可能年齢 18歳から取得が可能です 排気量 排気量の制限はありません(ATの場合は650ccまで) 二人乗り 可能です 免許取得費用 一発試験:22,750円 通学費用(普通免許所持):約220,000円 通学費用(普通車の免許なし):約300,000円 通学費用(普通二輪車の免許所持):110,000円 免許取得までにかかる時間 普通車免許有り:約1ヶ月 普通車免許無し:約1ヶ月半 普通二輪免許有り:約2週間 高速走行が可能かどうか 通行可能 車検 あり 二人乗り 可能です バイクは大きさや排気量だけではなく、車検や二人乗りが可能かどうかなども種類によって変わります。そのため、どのような目的でバイク免許を取得するのかしっかりと考えてから試験は受けるようにしましょう。 バイクは大きさや排気量だけではなく、車検や二人乗りが可能かどうかなども種類によって変わります。そのため、どのような目的でバイク免許を取得するのかしっかりと考えてから試験は受けるようにしましょう。

免許取得にかかる費用相場

免許取得には、どうしても費用がかかってしまいます。しかし、近年バイク免許の費用の相場はだんだんと下がってきています。また、免許を取得する方法もいろいろ種類があり費用が変わります。試験を受ける前に、免許取得に必要な費用相場はしっかりと押さえておきましょう。

同じ種類の免許でも費用に差がでる場合がある

免許を取得しようと思った際に最初に考える手段は教習所へ通うことだと思います。それぞれの地域にある教習所ごとで免許取得までに必要な費用は変わってきます。そのため、通う教習所がどれだけの費用がかかるかどうかは調べておきましょう。また、同じ種類の免許でもMTとATどちらを取得するかでも値段は変動するので、費用と将来の必要性を照らしあわせて取得する免許を決めていきましょう。

費用は安いけど難易度が高いダイレクト受験

免許を取得する際に一番費用がかからない方法は「ダイレクト受験(一発試験)」という方法です。ダイレクト受験は、教習所に通わずに直接免許センターで試験を受ける方法です。こちらの方法で合格することができたらかかる時間の短縮や、費用を抑えることができますが、合格率が5%~10%と低く難易度が高い方法です。実際にバイクに乗って技能試験が行われるため、一度もバイクの免許を取ったことがない人には難しい試験内容となっています。自信がない場合は、教習所でしっかりと指導を受けることをオススメします。

一般教習より合宿免許の方がお得

免許を取得する際に、お得に安定して免許が取得したいのであれば合宿免許をオススメします。近年、合宿免許は様々な層に定着した方法で、数週間地方の教習所に泊まり込んでみっちり教習を行う方法です。泊まり込みで学科や技能を受けることができるので、通常の一般教習より早く免許が取得できる他、シーズンや施設によって費用は大きく変わる場合もあります。費用相場は、宿泊費や食費を含めて20万~25万円です。まとまった休みをとれる人は、合宿免許を活用してみてはいかがでしょうか。

ライフスタイルにあわせ免許を取得しよう

バイクの免許を取得したいと考えた場合は、ちゃんとなぜバイクの免許が必要なのか押さえておきましょう。例えば、通勤などでバイク使用したい場合は、小型二輪免許や原付免許でも十分です。 しかし、休日や趣味を楽しみたい場合は遠出ができて高速道路を走れる、普通二輪免許・大型二輪免許を取得した方がいいでしょう。また、免許を取得する際の費用も、通学免許や合宿免許など受講する方法、取得する免許の種類で変わります。バイクの免許を取得する際は、自分のライフスタイルにあわせた種類を選んで、楽しく充実したバイクライフを送りましょう。